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思考の脳内メカニズム
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研究代表者:波多野誼余夫 ヒトの知性の中核をなすものと考えられる「思考」のうち、脳の働きに属する面を、神経科学、脳科学、認知科学、心理学、生理学、言語学、哲学、情報科学、情報工学など諸分野の研究者が集い、既成の学問の枠を超えて議論し、ヒトの知性と心の理解を含む課題への接近を通して、脳の働きの確かな理解へ向かう道をつけることを目指す国際高等研究所の研究プロジェクトとして設定されたのが、波多野誼余夫国際高等研究所特別委員・放送大学教授を研究代表者とする「思考の脳内メカニズムに関する総合的検討」である。 21世紀初頭、2002年度より2004年度まで実施されたこの研究活動においては、基幹メンバーに加えて、本課題に関する第一線の研究者を国内外から招いて徹底した議論が行われ、その成果は大冊の論集として出版される予定であった。ところが、研究代表者の波多野誼余夫教授が急逝されるという思いもかけない非常事態が出来して、この出版は事実上不可能となった。しかしながら、幸いにして波多野教授は国際高等研究所に宛てた本研究プロジェクトの報告書を8割方完成しておられた。そこで、国際高等研究所は、この報告書を完成出版することが波多野誼余夫先生のご遺志を受け継ぐことになると考えて提案し、基幹メンバー各位の快諾と協力を得て完成したのが本書である。 (本書「まえがき」より) ○もくじ まえがき/岡田 益吉 国際高等研究所副所長 思考のメカニズム 概観/波多野 誼余夫 研究代表者 放送大学教授 第1章 思考の神経基盤/乾 敏郎 京都大学大学院情報学研究科教授 第2章 視覚認知と思考/斎木 潤 京都大学大学院情報学研究科助教授 第3章 内的表象操作の比較認知科学/藤田 和生 京都大学大学院文学研究科教授 第4章 統語解析から思考を考える/大津 由紀雄 慶應義塾大学教授 第5章 Dynamic Constraint Relaxation Theory of Insight Problem-solving/鈴木 宏昭 青山学院大学文学部教授 第6章 認知発達ロボティックスによる脳と心の理解への挑戦/浅田 稔 大阪大学大学院工学研究科 教授 第7章 小脳,大脳基底核,大脳皮質の学習機構と思考・コミュニケーション/銅谷 賢治 沖縄大学院大学 先行的研究事業 代表研究者 第8章 思考の素過程としての心内表象操作の神経基盤/本田 学 岡崎国立共同研究機構生理学研究所助教授 第9章 ヒト思考形式の非論理的傾向に基づく『概念創発』の脳神経メカニズム/山崎 由美子・日原 さやか・藤井 直敬・岡ノ谷 一夫・入來 篤史 理化学研究所・脳科学総合研究センター 第10章 痴呆患者の精神世界を了解する /田辺 敬貴 愛媛大学医学部教授 第11章 精神疾患と思考の異常/田中 茂樹 仁愛大学(おかたに病院認知神経科学部門)助教授 第12章 前頭葉からみた「心の理論」の障害/梅田 聡 慶應義塾大学文学部助手 第13章 視線認知の特異性と社会的認知:自閉症児を対象として/千住 淳 ロンドン大学 参考資料/研究会メンバーリスト及び研究会開催一覧 |
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| 0802 | 430頁 | 容量:−MB |
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